sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

隷属なき道~朝日新聞書評から

少しずつペースを掴みながら、

ルトガー・ブレグマン「隷属なき道」、

朝日新聞書評から(↓)。

http://digital.asahi.com/sp/articles/DA3S13063011.html?rm=150
(朝日新聞、「(書評)隷属なき道、ルトガー・ブレグマン著」、2017/07/30/05:00)

《コメント》
・ 委細省略としておくが、やはり、ハイエク「隷属への道」(↓)が対比・対照されているかに観る。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/隷属への道

・・・

>> そういった制度をベーシックインカムと呼ぶ。既存の生活保護、失業対策、公的年金などの社会福祉をそれに統合するので、役所も大幅に整理縮小できる。

《コメント》
・ 論者が提唱するBI(ベーシック・インカム)は、一見、中央集権的・計画経済的でありながら、その主体と見なされていた官僚機構に対しては否定的であるというパラドクス。

>> 同制度の批判者は人々が怠惰になると懸念しているが、著者は世界各地で貧困層にフリーマネー(自由に使えるお金)が給付された実験を紹介している。給付金は驚くほど前向きな目的に使われ、学校に通ったり、小規模な商売を始めたりする事例が多々あった。

《コメント》
・ 奇しくも「対極」と観られていた/観られがちの、J.M.ケインズとM.フリードマンとが、ここに至り交錯するというパラドクス。

「逆説的」であるが故に、(単にアンチテーゼでなく、両極へのアンチテーゼなっているのという意味で) 「論争的」となるでしょう。

続く。