朝鮮半島情勢～日米経済対話、麻生・ペンス非公式協議、中止の方向 @FNN

粛々と参りましょう、

日米経済対話、麻生・ペンス非公式協議、中止の方向 @FNN

https://www.fnn-news.com/sp/news/headlines/articles/CONN00369041.html
(FNN、「麻生・ペンス協議、中止の方向」、201709/01/00:43)

順次、コメントを付しておきましょう。

>> 麻生副総理は、9月4日に訪米する予定だったが、複数の政府関係者によると、日本側は、北朝鮮情勢が緊迫していることを理由に、訪米を中止する方向で最終調整している。

>> 非公式協議では、10月の日米経済対話に向けた事前の意見交換や、日本政府が8月に発動したアメリカ産冷凍牛肉のセーフガード(緊急輸入制限)についても議論することになっていた。

《コメント》
・ 9月9日に北朝鮮の建国記念日を控えるため、北朝鮮が新たな動きを見せる可能性が少なからずあるわけだが、日米間の懸案の貿易交渉の予備協議をペンディングしてくるのはやや異例。

・判断材料として、1）政府側が新たな動きを予見している、或いは、2）今回の弾道ミサイルの日本上空通過を政府側が相当に深刻に捉えている、3）日米首脳が2日連続の異例の電話協議を行っており、当面は安全保障優先で足並みを揃える、等が考えられる。

・・・

北朝鮮が何を行ってくるか？については、再び、「核実験」を行う可能性が観測として浮上してきている(↓)。

https://www.cnn.co.jp/m/world/35106467.html
(CNN、「北朝鮮の核実験場は準備完了か、韓国情報当局が分析」、2017/08/29/14:54JST)

>> 韓国の情報機関、国家情報院（NIS）は29日までに、北朝鮮の咸鏡北道豊渓里の核実験場について、6度目となる核実験の準備が整っている可能性があるとの見方を示した。

《コメント》
・搬送手段としての弾道ミサイルの開発で長足の進捗を示しているが、核弾頭については、強化弾にせよ小型化(多弾頭化)にせよ、技術的課題を残してきている。(実戦配備には追試が必要、という動機と理由がある)

・核実験に踏み切る場合、そしてそれが成功する場合、(爆発のエネルギーの大きさに注目) 軍事的・政治的影響は甚大であるから、政府側が核実験を想定しているということであれば、貿易交渉の棚上げは頷ける。

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以下は、関連情報の追記欄。

《コメント》
・総量規制の経緯と内容はこちら(↓)。TPAがリセットされたため、FTAの再交渉での仕切り直しである。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFS28H17_Y7A720C1EAF000/
(日経、「冷凍牛肉の緊急輸入制限を発表、財務相、8月から」、2017/7/28/10:46)

・・・

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGM31H2U_R30C17A8FF1000/
(日経、「米韓合同軍事演習が終了、北朝鮮の追加挑発へ警戒続く」、2017/8/31 19:08)

《コメント》
・目先の短期的には、緊張が小休止する状況にあった。

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sumiikasumiの日記