シリア・イラク情勢～米国支援のシリア部隊、IS首都ラッカの旧市街を解放 @AFP

粛々と参りましょう、

欧州情勢との関連で、

その外縁としてのシリア、及びイラクに引き続き注目してゆくという趣旨。

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表題副題はAFPから(↓)。

http://www.afpbb.com/articles/-/3141397
(AFP、「ISの首都ラッカ、旧市街を解放、米支援のシリア部隊」、2017/09/02/04:36)
>> SDFはこれまでに、ラッカ市内の6割余りに当たる東部・西部・南部を掌握。一方のISは、北部の一部と中心部を掌握しており、IS支配域には依然として市民2万5000人がとどまっているとみられる。

《コメント》
・ SDFによるラッカの奪還は、平均1%/日のペースで進捗してきたから、単純に外挿すると、10月下旬にはその掌握に至る。

・ シリア・アレッポやイラク・モスルの奪還で見られたように、地上戦の終盤で奪還は難航を極めるが、モスル陥落以降、北西部タルアファル、南西部レバノン国境で、ISは早期撤収の動きを見せている。

・ ラッカ奪還の進捗ペースが上がれば、焦点は、東部デリゾールの年内の奪還作戦開始へと移り、2014年に世界の耳目を集めたイスラム国(IS/ISIL)を巡る騒乱も、いよいよの最終局面を迎える。

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以下は関連情報の追記。

https://www.cnn.co.jp/special/interactive/35071673.html
(CNN、「6つの図で見るシリア情勢」)

《コメント》
・ ロシア空軍の行動半径が興味深い。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGT31H0H_R30C17A8EAF000/
(日経、「イスラム国掃討で勝利宣言、レバノン大統領」、2017/08/31/11:38)

《コメント》
・ シリア南東部での停戦合意である。IS戦闘員は東部デリゾールへと移動。同時期にISは、イラク北西部の要衝タルアファルをほぼ無抵抗で明け渡しているが、関係/集結指令はあるのか？

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/デリゾール

《コメント》
・ シリア内線の終結後を見据えて、その奪還を巡り、各勢力(ロシア=シリア、米国=クルド族、イラク)の鬩ぎ合いの舞台となるのだろう。

・ ダマスカスからの兵站は長い。

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