どうなる日露関係~7日にウラジオストクで日露首脳会談 @時事通信
粛々と参りましょう、
ウラジオストクでの東方経済フォーラムで日露首脳会談が設定されているが、
プーチン大統領の来日を控えた昨年とは様相を異にして、地味な今年の展開。
首脳会談が行われないよりはマシというところか。
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表題副題は時事通信から(↓)。
https://www.jiji.com/sp/p?id=20170902090555-0024862637
(時事通信、「7日に日ロ首脳会談」、2017/09/02)
>> ロシア大統領府は1日、安倍晋三首相とプーチン大統領の首脳会談が7日に極東ウラジオストクで行われると発表。ウラジオストクで「東方経済フォーラム」が開催されるのに合わせて会談を行う。
《コメント》
・ ヘッドラインも短いが記事も短く、上記引用が記事の全て。
・日露関係は昨年の春まで、平和条約締結に向けての進捗が観られたが、1)関係改善を志向していたトランプ新政権が、「ロシアゲート」に見舞われて、米露関係の改善がフリーズ、2) 朝鮮半島情勢の悪化に伴い、米露関係はむしろ後退、3)米露関係が距離を縮め難い状況下で、日露関係も従属的にフリーズ、等のファクターと、
・ 4) ロシア大統領選挙(2018年4~6月)まで1カ年を切り、内政事情としてロシア現政権が対外的に融和策を取り難い状況にあることから、
・ 重要な首脳会談を目前に控えているとはいえ、少なくとも大統領選にメドが立つ「来春」まで、両国関係のめぼしい進捗は、「ない」と見ておいてよいでしょう。
・ なお、知人のロシア人(外務省方面)によるなら、向こう8-10カ月の期間中、地味ながら重要なのは北方領土での両国の「自由往来」を巡る進捗とそのニュースフローにあるとのこと。
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