sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

梟通信~週刊文春vs東洋経済、両者対決?に見る「文春砲」への対処法

まったりと参りましょう、

週刊文春vs東洋経済

両者対決?に見る「文春砲」への対処法。

週刊文春vs週刊新潮週刊文春vs芸能人・政治家ではなくて、vs東洋経済

・・・

文春オンラインでの「前原新代表を待ち受ける、魔の幹事長人事」を読み返していて(↓)、

改めて凄いなと思ったのが、

代表選人事で大島氏というダークホースに言及していただけでなく、

騒動の渦中の山尾氏のやの字にも一切触れず、

魔の幹事長人事についても、内容的にはコピー/アイキャッチほどの禍々しさがなく、

前原新代表を待ち受ける民進党魔の幹事長人事は、

ぽつりと最後の一行に記されていたこと。

http://lite.blogos.com/article/243266/
(Blogos/文春オンライン、「前原新代表を待ち受ける民進党“魔の幹事長”人事」、2017/08/31/07:00)

改めて読み返すと、確信犯的で参った((( ;゚Д゚)))

・・・

詮索の途中で、その文春が、東洋経済オンラインとバトルをしていたこと、しかも苦戦しているということで、表題副題の文春vs東洋経済

東洋経済オンラインの編集長の山田氏には、オンライン事業の立ち上げから間もない頃、知人の仲介でインタビューしていたので、懐かしさと共に関心を惹いた。

話を進める上での素材として、幾つかの記事を取り上げて、

週刊文春vs東洋経済、両者対決?に見る「文春砲」への対処法について、記しておきましょう。

結論として、対処法は「説得」とその技術であるとなり、技術とは、データと論理性であり、データと論理性とは、「科学の方法」そのものだと思っています。

・・・

先ずは、Agoraのこちら(↓)。

http://agora-web.jp/archives/2027710-3.html
(Agora、新田哲史、「週刊文春東洋経済オンラインへの誤爆にみる砲弾の劣化」、2017/08/10/17)

《コメント》
・ 直接の参照は個々人の関心の程度に委ねて、かいつまむと、東洋経済側の反論に軍配が挙がるという内容。

・ とはいえ、今の騒動を観れば、文春砲はその威力にバラツキがあっても、劣化しているとは全く思えません(笑

東洋経済がどのように文春に反論したのかが、こちら(↓)となります。

http://toyokeizai.net/articles/-/183823
(東洋経済オンライン、「週刊文春8月9日発売号掲載記事について、編集部からのお知らせ」、2017/08/09)

《コメント》
・ (≧∇≦)b

・ 反論は、データと論証なので、報道の形態で言えば、事実報道・調査報道・意見報道のうちの、「調査報道」に該当し、それは、ある意味では報道機関に求められる価値/真価に相当するので、報道機関同士のバトルとしては、ハイレベルの戦いを東洋経済が挑んだ、と言えるでしょう。

《纏め》
・ 「文春砲」への対処法としては、報道機関の王道たる「調査報道」のテクニックで真正面から挑む、というのが、一つの有効な在り方、と思われる。

・ ゴシップには不向きか?(笑

・・・

東洋経済オンラインの組織的な「特徴」や競争力の「源泉」がどこにあるのか?に分かりにくさがあるので、

別記事を素材としながら(↓)、補足のコメントを付しておきましょう。以下、雑談モードにて。

http://lite.blogos.com/article/239850/
(Blogos、やまもといちろう、「週刊文春×東洋経済オンラインの競り合いについて」、2017/08/11)

>> (前略) どこを切り取っても東洋ではあっても経済ではない記事が読まれているわけで、週刊文春のいう「下ネタ」とは言えずとも「下世話」ではあるわけで、東洋経済にいた石橋湛山脳梗塞で倒れかねないような状況であることは確かです。

《コメント》
石橋湛山脳梗塞で倒れかねないとか笑える(≧∇≦)b

・ この箇所について、既に東洋経済は正しく反論できている。

・ なぜ、「下世話」になるのか? (笑 東洋経済がそれを志向しているとは観ていないし、下世話だから駄目とも思わないけれど、彼らは、運営方針とし、 社内と外部のリソースを「併用」するという方法を採っていて、そこには識者も含まれるが、フリーの記者も含まれていて、かなりの「個人差/個性差」が現れる。

>> 逆に言えば、それだけ文春も東洋経済も話題を呼びそうな下世話な記事でネットユーザーにアピールし、しっかりとページビューを稼ぎながらメディアとしての信頼感を確保してメディアビジネスで頑張っているという風にも言えるわけであります。

《コメント》
東洋経済にとっては、ページビューは重要な意味を持っていて、それは、ページビューを後追いするというよりも、他の国内報道機関が、顧客の囲い込みの「課金モデル」を基本にしているので、他社がやりたくともやりにくいという弱点を追求しようという動機が先立っている。予め「広告モデル」を追求しているが、それは国内報道機関にとっては両刃の剣であると承知してのこと。

>> いまや、東洋経済オンラインよりも文春オンラインのほうが後発なのに良い読者層を抱えていると思われて啖呵が高くなってきているわけで、いずれ文春オンラインがブランドコンテンツと称してオンライン広告特集でも営業を始めかねない勢いです。

《コメント》
・ この指摘は興味深い。文春による東洋経済批判の当初の記事は、ネタの一つに過ぎないと観るが、文春が収益を広告モデルに求めてくるとなる場合には、大手の報道機関・出版で、課金モデルから脱却して成功している部類と言えるのは、産経と東洋経済なので、彼らを参照することは正しい。

>> この手の「ブラジル美尻コンテスト」のような下世話な記事もランキング上位だったわけで、その東洋経済内部告発者は総じてインチキ臭いとしても、アドネットワークや記事ランキングをヲチしている人からすれば「文春に適当なこと書かれて東洋経済編集部もムカついたのかもしれないけど、経済系のジャーナルを真面目にやっている人はアクセス稼ぎでこういう記事を出されるのはげんなりする」部分はあるかもしれません。

《コメント》
・ アクセス先のトップページに何を持ってくるかは選択できるから、例えば、政治・経済を選択していれば、こういう具合だから(↓)、ブラジル女性の美尻は目に入ってこない(笑

http://toyokeizai.net/list/genre/economy-and-politics
(メニュー選択による東洋経済の政治・経済欄)

>> 東洋経済の本誌で地道に企業取材をしたり、決算発表などの記者会見周りをしている人たちからすれば、東洋経済本誌と東洋経済オンラインとで抜き差しならぬ相容れないところがあるのだろうなあというのは想像がつきます。あんな記事を東洋経済の看板で掲載して、本誌に良い影響があるとは思えない、という話は以前からずっとあります。

>> 今回の文春が取り上げた告発者も、オンラインではなく本誌や周辺の人がいるんだろうなあというエピソードが混ざっている気もします。

《コメント》
・ ここはおそらく山本氏の誤認かと。

・ 現実に一般的には、報道機関・出版には社内の「ステータス」があって、忌憚なく言えば、紙媒体が格上、ネット媒体が格下の位置付け。但し、東洋経済の場合、そうした意識がネット媒体の発展を阻害するという認識から、紙媒体とネット媒体で、程度の差はあるが、記者は「兼任」という組織体制を敢えて採っている。

>> 書き手としてもビジネスの面からしても、週刊文春東洋経済オンラインが相互監視しながら緊張感をもって良い品質の記事を出し続けることが大事だと思っています。

《コメント》
・ 後半部での結論箇所は、全く/かなり同意です(*´∇`*)

ーーーーーーーーーーーー