どうなる政界再編~選挙戦は始まっている? 民進執行部の慰留及ばず、鈴木氏の離党会見に細野氏 @毎日新聞
粛々と参りましょう、
民進党からの離党の動きは、先週来から表面化しているので、
離党者が出ること自体に驚きを伴わないが、
離党の場面をどう《演出》しているか? が注目点になる。
全国的な知名度は低く、当該選挙区の有権者でなければ、名前と顔が一致しないだろう。
五月雨的な離党は、民進党からすれば、即時の悪材料出尽くしとはならない点で、ボディブローのようにイメージの回復を妨げるように効くが、
離党する側からすれば、
一定の時間をメディアが取り扱うことで、広告宣伝の金額に換算すれば、かなりの利得となるはずである。
既に、選挙戦は始まっている、と解釈することができるでしょう。
・・・
表題副題は、毎日新聞から(↓)。
https://mainichi.jp/articles/20170914/ddm/005/010/105000c
(毎日新聞、「民進党、執行部、慰留及ばず、鈴木氏離党会見に細野氏」、2017/09/14)
《コメント》
・ どひゃ~ ヽ( ̄▽ ̄)ノ
・ 印象的な《絵》を作る、ということで間違いない。
・ 離党予備軍について、5人が観測されていて、民進党執行部による説得も行われているが、一度に離党してしまえばそこで材料出尽くしとなるだけでなく、5人でなく3人だったとすると、逆に、細野氏の人望のなさを印象付けるが、一人一人であれば、「積み重ね」のイメージが築かれる。
・ かなり用意周到に行われていると観てよいだろうし、その背景には、「会派」の設立を飛ばして、「新党」設立へと舵を切っている、若狭氏と細野氏との間での調整があると言ってよいでしょう。
・ 政党支持率の推移を見ると(↓)、かつては自民党支持率と民進党支持率とは逆相関していたのが、もはやそれは無相関となっていて、コアではない有権者の期待値が民進党に置かれていない、ということが、改めて確認できる。
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/graph_seitou.html
(テレビ朝日、「政党支持率の推移」)
・ そうした基調/底流(=民進党への期待値の低下)に、個々のイベント(=五月雨的な離党)を重ね合わせることで、有権者の意識を有権者自らが再確認する(潜在→顕在)という、プロセスでありプロジェクト/マーケティングであると観ておきましょう。
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