sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

梟通信~ネコは自ら人間と暮らし始めた? DNA分析で判明(*´∀`) @ナショジオ

まったりと参りましょう、

NHKの「イグノーベル賞」の報道では伝えられていなかったが、

いい意味でのくだらなさで上を行っていたのが、猫についての研究成果であった(↓)。

http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/1/21956.html
(ハザードラボ、「猫は液体! フランスの物理学者にイグ・ノーベル賞、日本人は11年連続」、2017/09/15)

《コメント》
・ 猫は液体! (*_*)

>> 「物理学的に見て、猫は液体にもなれる。すぐれた流動体だ」と大真面目に語るマルク=アントワーヌ・ファルダンさん。

・ (≧∇≦)b

>> ファルダンさんがインターネット上で見つけてきたという「猫=液体」説を裏付けるという証拠の一部。
>> 元の論文にもやたら猫の写真を載せているので、単なる猫好きにしか見えない。

・ (*´∀`)

・・・

「猫=液体」説で、猫についての我々の理解は、俄然、深まったかに思うが、

近年、猫や犬について解ってきたことがいろいろとあって、

今年を振り返ってみて、猫についての新たな知見で面白かったのがナショジオのこちらであった(↓)。

「猫=空気」説と言っていいと思う(*´∀`)

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO18021730T20C17A6000000?page=2
(ナショジオ、「ネコは自ら人間と暮らし始めた? DNA分析で判明」、2017/07/03)

《コメント》
・ かいつまむと、DNA分析の結果、猫(イエネコ、飼い猫)は、ずっと「野生」のままで、野生のままヒトと仲良くなっている、ということが解った。

・ ヒトの周りにいる他の動物と猫とはかなり違っていて、猫の場合、「変わっていない」ということが大きな違いである(↓)。特に、ヒトとの付き合いがずっと長い《犬》とは対照的に違っている。

>> こうした成り行きは、家畜化された最初の動物であるイヌとは対照的だとガイグル氏は言う。

>> イヌは何らかの仕事をさせるために選択され~そうした動機はネコの場合には存在しなかった~特定の習性を持つものが選ばれていった結果、現在のように多様な種に分かれることになった。

・ 猫が鼠を取ることが、ヒトにとっては、猫と暮らす初期の理由に数えられるが、その場合、鼠をよく取る猫が選ばれるという「選択圧力」が働きそうなものであるが、全くそうなっていない。

・・・

・ つまり、ヒトの側からすると、猫はそのままでよかったのである。(ヒトからみて、ある意味、猫は完璧だった)

・ 同時に、猫の側も、ヒトに合わせて自らを変える必要がなかったのである。(正確には、ヒトがいるという環境が、猫に淘汰圧として働かない)

・ 喩えるなら、ヒトからすると、猫は必要だが気にならない、という意味で、「猫=空気」説と言ってよいでしょう。猫からすれば、「ヒト=空気」説に。

・ ヒトの一人として経験的に、ヒトと付き合うのは、楽しいけれど疲れもするので(私見) 、猫とヒトとのこうした関係(互いに空気で仲が良い)というのは、画期的であり奇跡的のように思える(*´∀`)

続く。

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以下、備忘録的に記録。

◇ 「選り好み」による(性)淘汰圧が種の姿形/表現型にどう影響するのか?

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784314005746
(長谷川真理子、「クジャクの雄はなぜ美しい」、紀伊国屋書店、1992)

◇ 「共存」という場合、その共存とは数理的にはどのような条件を意味するのか?

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784486005223
(へルマン・ハーケン、「協同現象の数理」、1980、東海大学出版会)

◇ これからが楽しみな「猫語」の探索(*´∀`)

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO99336690W6A400C1000000
(日経スタイル/ナショジオ、「音声学者がネコ語の研究を本格始動」、2016/04/17)

◇ 改めてイエネコ。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20141218/428798/?ST=m_column
(ナショジオ/日経BP、動物大図鑑、イエネコ)

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