平昌五輪と北朝鮮(その2)～IOC総会閉会、平昌五輪開催に変更なしであるが・・

粛々と参りましょう、

個人的には平昌での冬季五輪を楽しみにしているのだが、

情勢が情勢だけにその行方が気掛かり。

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ペルーで開かれていたIOC総会は、昨日閉会したところ(↓)。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170916/k10011141921000.html
(NHK、「IOC総会、難民支援の基金設立など決め閉会」、2017/09/16/10:35)

総会の議題には、平昌五輪の見通しが含まれていたので注目していたのだが、

今現在でのIOCの判断では、その開催に変更なし(↓)。

http://www.sanspo.com/smp/sports/news/20170915/oly17091510350005-s.html
(産経スポーツ、「平昌五輪開催に変更なし、北朝鮮ミサイル受け、IOC広報部長」、2017/09/15/10:35)

気持ち的にはホッとしたいが、IOCのお墨付きがあったとしても、

こればかりはなんとも言えない。

バッハ会長は、プランB(代替開催)はないと明言している。

もっとも、韓国での五輪が開催できないほどの状況に至れば、部分的な代替が可能である中国にせよ日本にせよ、部分的な代替を行える状況ではなくなるだろうから、プランBを用意してもあまり意味がないのだろう。

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幾つかの懸念材料は、(五輪開催の適否の問題だけに限らないが)

1） 半島情勢が改善に向かっているとは言い難いこと、

2） 冬季五輪開催まで5カ月と迫り、各国がその参加をどうするのか？ 少なくとも判断を用意する時間帯に入ってきていること、

3） 安全が担保されない場合、プロスポーツ選手の参加は、NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)に限らず難しくなること、 (特に、高額の獲得賞金を得ているアルペンスキーのトップ選手達。スノーボードも 。準じて全員アマチュアであるが、スポンサー/CM収入がかなり高額なフィギュアのトップ選手達。)

4）北朝鮮の内政不安定。天候不順により北朝鮮での穀物収穫量が▲30%減少しているとFAOが推定しており、「飢饉」の影響が現れる時期が、8-10月期からであること。

http://www.bbc.com/japanese/40678351
(BBC、「北朝鮮で2001年以来最悪の干ばつ、子供に危険、国連」、2017/07/21)

5）北朝鮮の内政不安定。同様に「経済制裁」の影響が現れるのが、9-11月期からであること。

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