sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

その後のユーロ危機~ドイツ議会選、与党CDU/CSUが第一党確保も、右派AfDが大躍進

粛々と参りましょう、

速報ではメルケル首相を率いる与党CDU/CSUの第一党確保、メルケル首相の4選確実視などが先ずは伝えられていたが、

与党CDU/CSUの獲得議席が減少の見通しと聴いて、驚いた。

今回のドイツ議会選では、連立与党第二党であるSPD(ドイツ社民党)がテレビ党首討論で浮揚の機会を逸し、

与党CDU/CSUの「楽勝」が予想され、ドイツ議会選への関心もまた下がっていたためである。

連立与党内での政権交代の可能性はなく「無風」の選挙(↓)。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGM04H03_U7A900C1MM0000/
(日経、「テレビ党首討論メルケル氏優勢、独総選挙~難民、トランプ氏対応で激論」、2017/09/04/10:04)

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52838
(現代ismedia、「4年に一度の「ドイツ総選挙」がまったく盛り上がらない理由~国民の希望は変化よりも「継続」だった」、2017/09/08)

・・・

つまり、

連立与党第二党であるSPD議席減は「所与」となるが、加えるに連立与党第一党のCDU/CSU議席もまた減少となると、

自ずと他が大量の議席を獲得するとなり、

どこが議席を大きく増やしたのか?と言えば、

新興右派政党のAfDであった(↓)。

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20170925-00076148/
(Yahoo!ニュース、木村正人、「メルケル4選も、反イスラム極右政党が94議席政権運営と対EU政策混迷」、2017/09/25/01:02)

ドイツ連邦議会議席定数は630であるが(↓)、

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ドイツ連邦議会

制度上、得票数5%未満の政党の獲得議席はゼロであるから、

今回の総選挙で新興右派政党のAfD(選択肢)は、100議席に迫る議席を一挙に獲得したのである。

右派政党AfDの躍進など、今回のドイツ総選挙では事前にほとんど報道されていなかったに等しい。

議席獲得どころではない大躍進である。

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以下、関連データの記録欄。

https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_int_germany20170922j-02-w430

(時事通信、【図解・国際】独総選挙・主要政党の支持率、2017年9月)

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