梟通信~あなたが誰であれどういう信条であれ、変わる? ダン・ブラウン最新作「オリジン」は人類の起源の謎?
まったりと参りましょう、
カズオ・イシグロの「忘れられた巨人(The Buried Giant)」を読もうと思って書店に行ったのだが、
イシグロ氏によると、古語を使わずに現代英語から特定の単語を取り除いて古語風の記述スタイルにしているということなので、
これは翻訳では駄目だと思って洋書が置いてあるそこそこの規模の都内の書店に行ったのだが、
品切れだった(´・ω・`)
・・・
むしろ目立って目に留まったのが、ダン・ブラウンの最新作「オリジン」だった。
出たばかりで、日本語の情報はほとんどない。オリジンで検索をかけるとヒットしてくるのはなぜか、トルコのサイトの日本語版(TRT)である。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Origin_(Dan_Brown_novel)
買ってまだ読んでいないのだが、
買う時に迷った(>_<)
「赤い表紙の英国版」と、「青い表紙の米国版」が、左右に分かれてディスプレイされていたからである。
どちらを選べばいいのだろう(*_*)
一瞬、「ダヴィンチ・コード」を想起して重ね合わせた。
赤色と青色の《対称》は、ダヴィンチの「最後の晩餐」であったから(↓)。
http://www.art-library.com/sp/davinci/last-supper.html
(アート・ライブラリー、最後の晩餐)
オリジンの内容が、ダヴィンチ・コードに関係するのかどうか? はまだ分からない。
色の他に英国版と米国版とで表紙のデザインが違う。
英国版はペンギンブックの紹介コーナーで使用されているが(↓)、
https://www.penguin.co.uk/articles/features/2017/jun/things-you-need-to-know-about-dan-brown-origin/
(penguin、5 things to know about Dan Brown's Origin )
(オリジンを読む前に知っておくべき5つのこと )
その表紙に、オリジンの《O》のシンボルマークと共にあるのは、カタルーニャの《サグラダ・ファミリア》である。
オリジンの内容が、サグラダ・ファミリアにどう関係するのか? はまだ分からないが、
上記の読む前に知っておくべき5つのことによれば、
設定されている舞台の一つは、同じスペインでも「バスク地方」の「ビルバオ・グッゲンハイム美術館」であり(↓)、グッゲンハイム美術館はモダン・アートである。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バスク地方#.E6.AD.B4.E5.8F.B2
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ビルバオ・グッゲンハイム美術館
また、地域的に人類の誕生と関わるとすると、
ネアンデルタール人(であるはずで)ある(↓)。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ネアンデルタール人
これらがいったいどう関連し合うのか? が楽しみ(*´∀`)
完読してから、読書日記にて取り上げたい。
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以下、関連情報とコメントの追記。
◆レビュー
ニューヨーク・タイムズによるレビュー。
https://mobile.nytimes.com/2017/10/03/books/review-origin-dan-brown.html
《コメント》
・ 青色表紙の米国版。
タイムズによるレビュー。
https://www.thetimes.co.uk/article/origin-dan-brown-review-fghwm7gv5
《コメント》
・ 途中までしか読めない。要会員登録。
・ ゴーギャンの言葉。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/我々はどこから来たのか_我々は何者か_我々はどこへ行くのか
ガーディアンによるレビュー。
https://www.google.co.jp/amp/s/amp.theguardian.com/books/2017/oct/08/origin-dan-brown-review
《コメント》
・ 副題に、Machines with synthetic brains pose a danger to mankind in Brown’s latest dotty apocalyptic thriller との記述。
・・・
◆ SF的な設定
Wikiより登場人物の一部。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Origin_(Dan_Brown_novel)
《コメント》
・ 科学的なテーマは、前作の「インフェルノ」ではバイオテクノロジーであったが、今回は、量子コンピュータとAI/Synthetic Intelligenceを採用してきている模様である。
>> Winston: Edmond Kirsch’s quantum-computer AI assistant.
・ 天才にして富豪という作品中登場人物の設定は、前作の「インフェルノ」と同一と言えるが、「人類の起源」という探索は、奇しくもリドリー・スコット監督による「プロメテウス」、「エイリアン:コヴェナント」と同一である。
・・・
http://tabippo.net/sagrada_familia/
(たびっぽ、「2026年のサグラダファミリア完成イメージ動画がすごすぎる」、2016/03/16)
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO79896760Z11C14A1000000/
(日経、「未完のサグラダ・ファミリア、IT駆使で工期150年短縮」、2014/12/05)
《コメント》
・ 意外にも完成が近いサグラダ・ファミリアの姿が凄い(*´∀`) 英国版のオリジンの表紙は今現在のものである。
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