どうなる衆院選～序盤情勢調査、報道各社「与党優勢」@日経
粛々と参りましょう、
日経に続き、読売の序盤情勢調査が出てきていたので、まとめようとしましたが、
共同通信、産経などを含めてのまとめ記事が日経から出てきているので、
拝借しておきましょう(笑
序盤情勢調査よりも終盤情勢調査が決定的に重要なことは当たり前だけれども、
今回の衆院選について言えば、
その内容がどうあれ、序盤情勢がかなり決定的に重要であったと言ってよいでしょう。
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http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO22183520S7A011C1PP8000/
(日経、衆院選の序盤情勢調査、報道各社与党優勢」、2017/10/12/21:00)
>> 報道各社が11日までに実施した衆院選の序盤情勢調査は、いずれも自民、公明両党の優勢を伝える内容だった。読売新聞、産経新聞、共同通信は自公が合計で300議席をうかがう勢いだと報じた。朝日新聞も自民党単独で過半数（233）を大きく上回ると伝えた。毎日新聞は共同の調査結果を報道した。
《コメント》
・ 序盤情勢ではなく終盤情勢が決定的に重要であることに全く変わりがないが、今回の選挙戦について言えば、序盤情勢はかなり決定的に重要であったと言ってよいでしょう。
・ 何故ならば事前に大きなイベントが発生していたから。解散の前から小池新党が大きな話題となり、「台風の目」としての取り扱いをメディアから受けてきたし、民進党(衆院)の分裂により、左派もまた新党を立ち上げるという事態に至っていたから。
・ 都知事選にせよ東京都議選にせよ、時の「勢い」が全てであったが、序盤情勢調査では、注目の希望の党も、与党を脅かすほどの勢いを欠くという結果である。(喩えるなら、台風から温帯低気圧に)
・ むしろ、立憲民主が勢いづいている。判官贔屓の風と、窮鼠猫を噛む？ (この場合の猫は、与党でなく希望の党) 希望から浮動層を剥ぎ取っていると観るが、政治信条的に支持層がコアであるから、勢いがあっても拡がりに欠ける。
・ 与党からすれば、与党で過半数で大敗、安定多数で敗北、絶対安定多数で勝利となるが、290議席を超過すれば大勝である。
・ その場合は、与党・希望+維新・左派の3極で競ったのではなく、希望+維新と左派の野党同士で潰しあったとなるでしょう。平たく言ってしまえば、旧民進党の内輪揉め、前原氏vs枝野氏の代表選が延長戦に持ち越されたのだ、ということに。
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・ 【今後の見通し】 今後の見通しということでは、よほどの突発的な事象発生がなければ、与党の先行逃げ切りとなるでしょう。
・ 【外交日程】 予見できない突発的な事象発生を除くと、外交日程上、来月初旬に米国トランプ大統領の来日という重要イベントを控えており、今月下旬の投開票日近辺は、それが視野に置かれる/注目される時間帯に入る。(北朝鮮問題がフォーカスされる)
・ 【内政上の争点】 国政選挙は選挙期間が短い上に、野党二党は急ごしらえであるため、(遺憾ながら) 政策論争にはならない。
・ 【選挙活動】 野党二党からすれば、イメージが全てであるが、情勢調査の結果では、希望はその初期のイメージを作り出すことに十分成功したとは言えず、立憲民主は枝野氏が株を上げたが政党カラーが既に固まっている。
・ 【選挙活動】 逆に言えば、与党からすれば、衆院解散以降、党内に燻っていた「解散時期」を巡る異論/懸念が払拭され、当落の結果責任は、執行部/首相でなく、個々の議員の努力に帰せられる。劣勢→優勢への心理的な転換の効果は大きい。
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以下、各報道機関の序盤情勢調査を記録しておきましょう。
http://sp.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2017/news2/20171011-OYT1T50101.html
(読売、「自民、単独過半数の勢い、衆院選・序盤情勢調査」、2017/10/11/23:00)
>> 自民党（公示前勢力284）は、衆院の常任委員長ポストを独占し、各委員会で過半数を確保できる「絶対安定多数」（261）にも届く勢いをみせている。
《コメント》
・ 注目していた読売であるが、日経の序盤情勢調査と同様の結果である。
http://www.sankei.com/smp/politics/news/171012/plt1710120022-s1.html
(産経、「序盤情勢、自公300議席うかがう、希望、伸び悩み、立憲民主は倍増も」、2017/10/12/05:30)
>> 序盤情勢では自民党は単独で過半数に届き、絶対安定多数（261議席）を上回る勢いだ。
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20171012/k00/00m/010/149000c.amp
(共同通信、「序盤調査、自公300超うかがう」、2017/10/12/05:00)
>> 自民党は小選挙区、比例代表で優位に立ち、公明党と合わせた与党で300議席超をうかがう。
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