sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

どうなる衆院選~希望の党、安倍首相への批判に比重移す(´・ω・`)? @朝日

粛々と参りましょう、

表題副題は朝日/Huffpostのこちら(↓)のヘッドラインから。

希望の党を支持する・しないは脇に置いて、

戦術的には《迷走状態》に陥っている、と観てよいでしょう。 > 希望の党

序盤情勢調査の結果は、「期待ギャップ」の観点で、希望の党にとっては厳しいものであるが、軌道修正が上手くいけば終盤にかけて機会を得るが、

その軌道修正が誤っていれば取り返しが効かない。

そして序盤での希望の党の軌道修正は、「誤っている」と観るので、(後述) 終盤での取り返しができない、となるでしょう。

・・・

http://m.huffingtonpost.jp/2017/10/12/election2017_a_23241922/
(朝日/Huffpost、「衆院選の序盤情勢調査、各党の反応は? 希望の党、安倍首相への批判に比重移す
~各党の戦略には変化も見える」、2017/10/13/ 11:12)
>> 一方、伸び悩みが報じられた希望の党小池百合子代表(東京都知事)は12日の街頭演説で、これまでよりも森友・加計学園問題に時間を割いた。

>> 政権の情報公開の不十分さを訴え、「総理大臣である安倍晋三氏はいまだに指示を出していない。都合が悪いからと思われても仕方がない」と批判のトーンを上げた。

《コメント》
・ 森友? 加計? (´・ω・`)

・ その与党/政権の批判の設定は、政策的にも戦術的にも「誤り」でしょう。

・ 大きく三つの誤りがあり、その一つは、所謂「森友・加計問題」が国政上の重要な争点か? と言えばそれに当たらない。(私見) 野党および一部メディアにとっては重要な位置付けにあると承知しつつ。一つ目は脇に置いても、

・ 《二つ目》は、「森友・加計問題」というのは、本来的には「地域」の問題でしょう。ローカルなマターであり、大阪府知事なり、愛媛県知事なり、岡山県知事なりの自治体レベルで処理すべきこと。希望の党の国政上の政策的なアイデンティティが《地方分権》に置かれていればなおのこと

・ そして、他県での問題と言っていいものに、東京都知事が、東京都政上の問題(↓)をおざなりに口を挟むのも変な話となる。

http://www.sankei.com/smp/politics/news/170923/plt1709230023-s1.html
(産経、「豊洲市場の追加対策工事、入札が一部不調~豊洲市場問題」、2017/09/23)

・ 《三つ目》は、戦術的に同党のアイデンティティが希薄になること。事実上、希望の党の競合相手は、(もはや)与党ではなく、ルーツを同じくする立憲民主党であるから、政策的に先発している彼らと同じ事を言っていれば「埋没」してしまう。共産党社民党に対しても同様。

・ 具体的に希望の党議席獲得にとって死活となる東京選挙区で見てみると(↓)、

https://www.google.co.jp/amp/amp.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201710/CK2017101302000134.html
(東京新聞、「衆院選小選挙区の序盤情勢、東京」、2017/10/13)

《コメント》
・ 優勢・劣勢を脇に置いて、《競合の状況》を見てみると、

・ まず、25の選挙区のうち、第17区を除く全ての選挙区で与党は協力体制を敷いている。第17区は自民単独。従って全てで自公vs野党の構図。

・ 自公を除いて、《野党間の競合》がどうなっているか?と言えば、

1) 希望vs立憲民主の形での競合が、7つの選挙区で生じている、

2) 希望vs立憲民主vs共産の形での競合が、8つの選挙区で生じている、

3) 希望vs共産の形での競合が、7つの選挙区で生じている、

4) 希望vs社民の形での競合が、1つの選挙区で生じている、

5) 野党間で競合が発生していないのは、自公(太田)vs共産の一騎討ちになっている第12区だけである。言い換えれば、解散前の「野党共闘」はほとんどワークしていない。

6) 希望の党は、候補者を立てていない第12区と第13区を除く他の23の全ての選挙区で、与党と競合するだけでなく、野党と競合する。

・ 以上の状況で、希望の党が軌道修正して「森友・加計問題」を争点に設定し強調するとその主張は、a) 自民党の支持層には訴求しない、何故なら既にそれを織り込んでしまっているから、b) 「森友・加計問題」を重視する有権者に訴求するが、既にそれら有権者は、共産党立憲民主党社民党の支持に回ってしまっている・・つまり、その主張の希望の党への集票効果は乏しい。

・・・

《纏め》
・ 序盤情勢での劣勢を挽回すべく、希望の党が、森友・加計学園問題で政権批判を強めても、アイデンティティが野党化することで、逆に野党間での競争に埋没する。

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東京都の競合の状況。

《第1区》 自公vs希望vs立憲(海江田)

《第2区》 自公vs希望vs立憲

《第3区》自公(石原宏高)vs希望(松原)vs共産

《第4区》 自公vs希望vs立憲vs共産

《第5区》 自公vs希望(福田)vs立憲

《第6区》 自公vs希望vs立憲

《第7区》 自公vs希望vs立憲(長妻)

《第8区》 自公(石原伸晃)vs希望vs立憲vs共産

《第9区》 自公vs希望vs共産

《第10区》 自公vs希望(若狭)vs立憲vs共産

《第11区》 自公(下村)vs希望vs立憲vs共産

《第12区》 自公(太田)vs共産

《第13区》 自公vs立憲vs共産

《第14区》 自公(松島)vs希望vs立憲vs共産

《第15区》 自公vs希望(柿沢)vs共産

《第16区》 自公vs希望vs立憲

《第17区》 自(平沢)vs希望vs共産

《第18区》 自公vs希望vs立憲(菅直人)

《第19区》 自公vs希望vs立憲vs共産

《第20区》 自公vs希望vs共産

《第21区》 自公vs希望(長島)vs社民

《第22区》 自公vs希望vs立憲vs共産

《第23区》 自公vs希望vs共産

《第24区》 自公(萩生田)vs希望vs立憲vs共産

《第25区》 自公vs希望(小沢鋭仁)vs立憲vs共産

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