どうなる衆院選~中盤情勢調査、自民単独で300議席を窺う、立憲は勢い増す @毎日新聞調査
粛々と参りましょう、
表題副題は毎日新聞の調査(↓)から。
定性的には、先の時事通信による中盤情勢調査と同様の結果に。
https://www.google.co.jp/amp/s/mainichi.jp/senkyo/articles/20171016/k00/00m/010/100000c.amp
(毎日、「衆院選中盤情勢~自民、最大300超も、立憲は勢い増す」、2017/10/15/22:19)
《コメント》
・ 289の小選挙区ごとの積み上げで73000の有権者から回答を得ており、一区当たり平均250のサンプルはやや小さいものの、比例得票についての精度は高いと言えるでしょう。
・ また、自民党の大量議席獲得は、接戦区を制する前提にあり、そこは接戦区での「終盤情勢」にかかってくる。
・ とは言え、その獲得予想レンジは281-303議席と上方に位置しており、仮に接戦区を半分落としても、単独での安定多数244を越えるであろうという中盤情勢。
・・・
各党ごとの予想獲得議席に予想レンジの「中値」を用いて、政党、公示前議席→予想 (増減)で表示すると、
自民 284→292 (+8)
公明 35→32 (▲3)
希望 57→48 (▲9)
共産 20→16 (▲4)
立憲 15→47 (+32)
維新 14→12 (▲2)
社民 2→1 (▲1)
無所属 44→21 (▲23)
誤差 0→▲4 (▲4)
《コメント》
・ 自民が単独で290議席を窺う(*_*)
・ 立憲民主が50議席を窺う(*_*)
・ 立憲民主に追い風が吹いているが、序盤から中盤にかけてのモメンタムは自民もアップサイドである。
・ 予想レンジの幅、つまり結果についての糊代(のりしろ)ということでは、a) 自民に負けはない(勝ちしかない)、b) 追い風の強い立憲民主であるが、更なる議席上積みの余地は乏しい、c) 希望に更に大敗の余地がある、となる。
・ 「期待ギャップ」の大きさという点では、勝者は自民と立憲民主。どちらも始めは期待値が低く、目下の情勢はサプライズを伴う。
・ 希望の党の獲得議席がレンジ下限であっても、40議席を得るということは、本来であれば新党として「大成功」の部類 である。(公明、共産、維新との比較で歴然であろう)
・ しかし、政権交代の観測を含め初期の期待があまり高過ぎたため、「心理的」に大敗北となってしまう。言い換えれば、小池氏にせよ、合流した旧民進議員にせよ、分相応とか程々(ほどほど)とかということが分かっていないから(たぶん)、願望と結果の落差に失望して、彼らは外野を巻き込んで大きく揉めることが想像/推測できる。小池氏も前原氏もお仕舞いなのだろう(´・ω・`)
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