sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

梟通信~ブレードランナー 2049、失われた30年の歴史がいよいよ明らかに・感想編

まったりと楽しみながら参りましょう、

観てきたけれど、

そういうことだったのか(≧∇≦)b

・・・

意外と早い時点で、主人公の捜査官Kの「正体」が分かるけれど、Kに関わる謎は最後のほうまで解決されずに残る。

捜査官Kの《アイデンティティ》を物語の縦糸とすると、やや意外にもオリジナル(1982、前作)でのレイチェルの正体と謎が、横糸となって全体の物語を織り成すという構成。

レイチェルの正体についてのオリジナルでの謎、つまり、寿命4年のネクサス6型か? それとも寿命制約なしのネクサス8型か? という謎も、同じく早い段階で明らかになるが、

同じくレイチェルを取り巻く謎が最後まで残る。

作品の評価に関わってくるが、

個人的には、レイチェルを取り巻く謎の横糸が弱く感じられて、

(あくまで私見。早い段階で解き明かされるレイチェルの正体に納得がいくかどうかによるところが大きい)

一方で、主人公である捜査官Kの縦糸の出来はすこぶるよかった、という感想。

・・・

空白の30年史の初期の「2022年/大停電」が大きな謎に相当するので、

今(2049年)(計画的に)起きつつある何かの事件と、2022年のその事件が最後に繋がるはずだ、と予想していたのだが、

本編では、今(2049年)(偶発的に)起きてしまったその事件と、大停電の前年の別の事件(10/06/21)とが繋がるという構成になっている。

大停電の謎は、本編作品外で一応説かれてはいるのだが、レイチェルの正体とともに合点がいかないところがあって(笑、

だったら地球外植民地開拓のための労働用ロボットを「人型」にする必要は全くないのに(´・ω・`) と雑念が入ってしまったのであった。

人型へのこだわりの強さが、逆にそもそも人型であるということの違和感に繋がってしまったのであった(>_<)

・・・

作品を取り巻くメタな謎ということでは、

「エイリアン:コヴェナント」と「ブレードランナー2049」の二つの作品の「タイムライン」が重なっているとした場合、

《人造人間》の製造を、エイリアンの「ウェイランド・ユタニ社」とブレードランナーの「タイレル社/ウォレス社」が、それぞれ行っているとなるが、

タイレル社/ウォレス社は、内宇宙探索(インナー)に秀でるものの、

人造人間の取り扱いがあまりにブラック過ぎて、

外宇宙探索(アウター)で、ウェイランド・ユタニ社に出遅れている、となるだろう。

・・・

《感想の纏め》
・ 半分、よしっ(≧∇≦)b 半分、きょとん(´・ω・`)

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以下、Newsweekから、関連情報と無関係情報の追記。

http://www.newsweekjapan.jp/ooba/2017/10/-2049_2.php
(Newsweek、「異才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督独自の世界が切り開かれたブレードランナー2049」、2017/10:26/14:00)

《コメント》
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品歴から見える作家性である。そこでのキーワードは《女性》である。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/90-9.php
(Newsweek、「北朝鮮の電磁パルス攻撃でアメリカ国民の90%死亡~専門家が警告」、2017/10/26/18:15)

《コメント》
ブレードランナー2049の影響?(´・ω・`)

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