sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

梟通信~地球から11光年、生命が存在できそうな一番近い系外惑星ロス128bが見つかる(*´∀`) @ナショジオ

まったりと参りましょう、

天候が悪くて天体観測に不向きな今年だったが、一方で太陽系近傍の「ハビタブルゾーン」(生命棲息域)の探索がおおいに目についた年でもあった。

個人的には地球での生命現象それ自体で十分に驚嘆、奇跡に相当すると観ているが、系内系外の惑星に生命の痕跡を求める人類の営みは、「確信への渇望」なのかもしれない。

・・・

表題副題はナショジオから(↓)。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/111600446/?ST=m_news
(ナショジオ/日経、「生命が存在できそうな一番近い系外惑星が見つかる~地球から11光年、生命にやさしい静かな恒星を回る惑星」、2017/11/16)

>> 地球の近くに地球サイズの系外惑星が見つかった。この惑星は、生命にやさしい「静かな」恒星の周りを回っており、生命が存在できる可能性のある系外惑星としては、地球から最も近いところにある。

《コメント》
・ たまたまであるが、今回発見された惑星ロス128bは、映画「Gozilla怪獣惑星」に登場するくじら座タウ星e(距離11.9光年)と似通った距離にある。

・ 恒星プロキシマ・ケンタウリの惑星プロキシマbが最短(4.24光年)のハビタブルゾーンとして期待されていたが、過酷な環境にあると昨年に判明した。同様にくじら座タウ星eも一昨年にハビタブルでないことが判明した。

>> 地球からわずか11光年のところにある惑星ロス128bは、赤色矮星と呼ばれる小さく薄暗い恒星ロス128の周りを回っている。赤色矮星はどこにでもある平凡な恒星で、銀河系の恒星の約70%を占めている。私たちのすぐ近くにある恒星のほとんどが赤色矮星だ。

《コメント》
・ 赤色矮星HR図の主系列の右下に位置していている。(Oh,be a fine girl,kiss me.のMのスペクトル)

・ ごく一般的な存在であるが、軽量であるため進化せず(HR図上を移動せず) 寿命も宇宙と同程度に長いため、恒星としては地味な探索の対象。その代わり、太陽系近傍の赤色矮星を周回する惑星の方が注目されているという流れにあるかと。

>> 欧州超巨大望遠鏡や巨大マゼラン望遠鏡などの次世代巨大望遠鏡は、こうした系外惑星の直接観測を可能にし、大気があればその組成も調べられるようにすることが期待されている。

《コメント》
大気組成の直接観測はむしろこれからで楽しみ(*´∀`)

ハッブル宇宙望遠鏡の後継の「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の打ち上げは、間近の2019年春。地上側の「巨大マゼラン望遠鏡」の試験観測開始も2021年と間近。

2020年代ハビタブルゾーンがかなり分かってくるという時代に(*´∀`)

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以下は関連情報の追記。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E3%81%84%E6%81%92%E6%98%9F%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
(Wiki、近い恒星の一覧)

《コメント》
・ SFで設定によく使用されるのはスペクトル分類(表面温度分類)での太陽と同じG型。古くはケンタウルス座α星、最近でのくじら座タウ星。超常現象界隈(UFO)ではK型も。

・ 7つの惑星発見で今年の大きな話題となった恒星トラピスト1(距離39.1光年)はM型の赤色矮星であるから、設定での太陽型への拘りは弱まるだろう。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017111501233&g=soc
(時事通信、「11光年先、地球に似た惑星、太陽系に接近中-生命存在か・国際チーム」、2017/11/15/20:12)

《コメント》
・ 太陽に接近中との記述あり。7万9千年後に太陽から1.1光年まで再接近する模様。

https://www.cnn.co.jp/m/fringe/35110525.html
(CNN、「地球と同じような大きさ、系外惑星を発見、生命の可能性も」、2017/11/16/19:35JST)

《コメント》
・ 大きさ(従って重力)と気温が地球と同程度らしい、ということで期待が大きい模様。

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