sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

墨烏賊墨の株式日記~ビットコイン取引急減、ピークの4分の1に @日経

フェイスブック関連の続報について書いていたら、自分の操作ミスで消してしまって、

ポカン(´・ω・`)

気を取り直すのがしんどいので、ビットコイン関連ネタを記しおきます(^-^ゞ

表題は日経から(↓)。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28230920W8A310C1EA2000/
(日経、「ビットコイン取引急減、ピークの4分の1に」、2018/3/16/19:00)

掲載されているグラフを見ると、

何が起こっていたのか? 仮想通貨とは何なのか? が一瞥できます。

つまり、

グラフが示すのは、「価格の動きと取引高の動きが一致している」(★1)という特徴です。

単純だけど面白い(≧∇≦)b > グラフ

加えるに、「価格帯に相当するものが明確には確認できない」ということ(★2)。

そしてこれらが含意するのは、

1) 価格変動は自己実現である。 (買うから上がる、上がるから買う、とその逆。)

2) 仮想通貨の原資産としての価値は測りがたい


1)が★1、2)が★2の特徴に現れている、となります。原資産に株式や不動産に見られる理論価格に相当するものがあれば、強弱感の対立等で、価格抵抗線が発生し、従って価格帯(レンジ)を形成するが、そうした価格形成になく、自己実現的な運動という力学が支配していると言えるでしょう。

・・・

よく分からないものには手を出さない、というのは出発点となる基本ですが、

半歩前向きに上記のグラフを見て、「対処法」として思いつくところを申し述べると、

a) まず、総論として、取引高(売買高、出来高)は一般にはなかなか予想しがたい。一言で言えば人気(肯定的な注目度)に左右される。株式であればテーマ性、為替や債券では中央銀行トップの発言など。敷衍して、仮想通貨の今後の相場がどうなるか? はひとえに人気の回復、その前のネガティブな要素(規制環境を巡る不透明感)の払拭となる。

b) 次いで個別の戦術としては、オプション(売買の権利)を使った「ロングストラドル」となる。上がるか下がるかはともかく、価格変動が激しいことは事実なので、コールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)の同数/両建ての買い(ロング)。

http://www.daiwa.jp/glossary/YST2406.html
(大和証券、ストラドル)

c) とても恐ろしくてやれないのは、コールオプションにせよプットオプションにせよ、単発での売り。(際限なくやられてしまうイメージ。信用取引で高いレバレッジをかけるのも同様)

d) 他の商品で局面によってはかなり有効な「ショートストラングル」も、仮想通貨の場合は、恐ろしくて組めません。この場合は、コールオプション(買う権利)とプットオプション(売る権利)の同数/両建ての売り(ショート)。言い換えれば、価格変動が小さいことに賭ける、となるけれど、適正価格(理論価格)があってそこを基準にランダムウォークすれば儲かる、という前提に立つ戦術であり、上述のように仮想通貨には適正価格(理論価格)がないので、成り立たない。

http://www.daiwa.jp/glossary/YST2407.html
(大和証券、ストラングル)

e)  感覚的には、仮想通貨は供給が限られるので、ずっと持っているなら上がるだろうとも思いますが、その場合は現物・先物コールオプション等の買い(ロング)ですが、通常の資産のようにいずれは適正価格に収斂してゆくというメカニズムを欠いているので、いつになったらいくらになるかはよく分からないし、上がるのは需要の回復、つまり人気なのでa) に戻っていきます。当局による規制環境の不透明感に加え、プラットホーマーが仮想通貨関連広告の自主規制に入ったので、人気回復はまだまだ先だろうというイメージを持ちます。

f)  冒頭での日経記事に、投資家の一部がFXに回帰しているとあるように、仮想通貨を含めてもろもろの商品群が投資対象たりうるので、何かが冴えなければあまり固執せず他の商品にあたるというのが、ポートフォリオ全体としての有効な対処法でしょう。

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