墨烏賊墨の株式日記~フェイスブックのザッカーバーグCEO、英下院委員会の召喚に応じず@BBC
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表題副題はBBCのこちら(↓)から。
http://www.bbc.com/japanese/43564756
(BBC、「フェイスブックのザッカーバーグCEO、英下院委員会の召喚に応じず」、2012/03/28)
ザッカーバーグCEOが召喚に応じなかったことの是非は脇に置いておき、
本件(情報流出)は米国大統領選のみならず、英国のEU離脱国民投票(Brexit)とも関連し、いずれも事前の世論調査、ブックメーカーの予想と逆の結果が出て、大きなインパクトを与えたため、(英米政治史のみならず金融・資本市場にも) 予断を許さない重要事象と観ています。
BBCの報じる内容を観ると結構、エグい。
フェイスブックとは責任の所在を争う側であるCA(ケンブリッジ・アナリティカ)の元従業員の主張であるから、全てを鵜呑みにはできないが、
英下院委員会の場においてこうした主張が行われている、つまり、Brexitに影響力を行使したとの主張が行われている(↓)。
>> DCMS委員会は27日、欧州連合(EU)離脱派の「不正」がなければ英国はブレグジットを選ばなかったかもしれないと主張する、ケンブリッジ・アナリティカの元従業員クリストファー・ワイリー氏から聴取した。
>> ワイリー氏は、ケンブリッジ・アナリティカに関連するカナダの会社「アグリゲイトIQ」が、EU離脱派の団体「ボート・リーブ」から資金提供を受け、国民投票の結果に「とても重要な役割」を果たしたと委員会に語った。
《コメント》
・ BrexitにCAは影響力を行使していない、というのが報道ベースでのコンセンサスであるが、それに反する内容である。
・ 従って、国民投票で敗れた旧EU残留派にとって(メイ首相を含む)、聞き捨てならない/捨ては置けない様相を呈している。(プライバシー侵害問題とは別の政治的文脈が同時にある、ということになる)
>> このほかのワイリー氏の主張は以下の通りーー(委細省略)
《コメント》
・ マジっすか(*_*) という内容を含む(笑。真偽は不明。
ウォッチを継続、としておきます。
なお、所謂ハイテク株の動き(最近の乱高下と下落基調)については、
1) 短期の景気循環ではWSTSの半導体統計に見られるように成長率がピークアウトする局面にあり、所謂踊り場に相当する、(業績見通し)
2) 短期循環を下支えするのは長期のトレンドであるが、そのトレンドも、広告収入モデル・自動運転・仮想通貨/ブロック・チェーンの三点に同時的にケチがついてしまっている、(期待形成=株式要求リスクプレミアム)
3) 以上の長短下降サイクルのシンクロで軟調を余儀なくされている、という見立て。
続く。
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