梟通信~大谷7回無失点12K、衝撃の本拠地投手デビュー(≧∇≦)b @日刊スポーツ
大谷7回無失点12K、衝撃の本拠地投手デビュー(≧∇≦)b
表題副題は日刊スポーツから(↓)。
https://www.nikkansports.com/m/baseball/mlb/news/201804090000072_m.html?mode=all
(日刊スポーツ、「大谷7回無失点12K、衝撃の本拠地投手デビュー」、2018/04/09/07:43)
ホッと(*´∀`)
試合前日のレポート@Thepageより、大谷翔平選手の疑念ボール(↓)。
https://thepage.jp/detail/20180408-00000002-wordleafs?page=3
(ザ・ページ、「明日2度目の先発!大谷翔平の疑念ボールはなぜメジャーで通用したのか?」、2018/04/08/11:30)
論点は大きく二つあって、q1) 大谷投手の直球が「動かない」と言われるのは本当か? q2) 初戦での大谷選手の投球のどこがよかったのか?
結論を一言で言えば、a1) きれいなバックスピンのかかった直球(動かないボール)ではなく、他の投手の直球とほぼ同様の軌道(縦横の変化)を描く。a2) その軌道について、大谷投手の直球(フォーシーム)とスプリット(SFF)とが、打者が見極めて打撃動作に入る「コミットポイント」まで、ほぼ同一の軌道を描き、だから打ちにくい/打ち損ねる。
記事中では更に一言でこう記述されている(↓)。
>> 大谷にとってはそれがスプリット。この2つ(直球とスプリット)の球種を常に同じような軌道で投げられるなら、相手にとっては厄介極まりない。
先発第2戦の7回での最後の奪三振がまさにそれ(↓)。
http://www.sanspo.com/smp/mlb/2018/game/OAK-LAA040820180/com/detail.html
(サンスポ、「MLB試合速報、ア・リーグ公式戦」、2018/04/09)
・・・
なお、大谷投手の好投の話から外れるが、上記のThepage記事中で三つめに興味深かった箇所はこちら(↓)である。
>> ラプソードという投球解析機器、ハイスピードカメラ、モーションキャプチャーなどを利用しながら納得のいく軌道を模索・・
>> ・・大リーグの全球場に設置され、回転数や縦横の動きなどが瞬時にわかるStatcastで得られるデータを分析し・・
《コメント》
・ 科学的(≧∇≦)b
・ 投球の力学的な解析である。それが球種の習得に活かされるとともに、試合では投球内容に関するデータが収集・公開されている。
・・・
メジャー・リーグでの大谷選手の今後の活躍、ということでは、スライダーをどう使ってくるかが楽しみ。
スライダーについての大谷投手の「ポリシー」がとても面白い(↓)。
http://number.bunshun.jp/articles/-/829521?page=3
(Number、「山本昌、中高生にスライダーは危険、大谷・マエケンは投げなかった」、2017/12/19/11:00)
>> 大谷は高校時代とプロ以降でのスライダーへの意識を違いを次のように表現している。
>> 「曲げたいなと思って投げようとしているか。曲がるためにどうすればいいかと思って投げているかの違い」
《コメント》
・ 今でも大谷投手のスライダーはキレキレで凄いが、一般論として、スライダーの多投はフォームを介して直球に悪影響を及ぼす。(副作用として、今のフォーシームとスプリットの絶妙な組み合わせに影響)
・ 曲がるためにどうするか? という課題の設定は、上述の科学的な球種の取得という米国流のアプローチと適合する。
・ 単にメジャー・リーグで通用する大谷選手でなく、3種の球種を理想的に使いこなす大谷投手の進化形がメジャー・リーグという場によって開花するかもしれない・・楽しみ(*´∀`)
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