どうなる衆院選~序盤情勢調査、与党300議席に迫る勢い @日経
粛々と参りましょう、
表題副題は日経の序盤情勢調査から(↓)。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXMZO22128470R11C17A0MM8000
(日経、「与党300議席に迫る勢い、衆院選序盤情勢
~自民、単独安定多数も、希望は選挙区で苦戦」、
2017/10/11/23:00)
>> 首相は「与党で過半数の233議席」を勝敗ラインに掲げた。自民内では、自民単独で過半数を取れなければ首相の責任論が浮上するとの指摘もあったが、いずれのラインも上回りそうだ。
《コメント》
・ 過去の国政選挙での予測実績/精度から、読売・日経・NHKの調査に注目しているが、日経のそれは、与党の大勝とも言える序盤の情勢。
・安倍政権の「信任投票」であるため、焦点は自民党の獲得議席にあるが、日経調査では、単独過半数233、安定多数244を超過し、絶対安定多数261に迫る260議席の見通し。
・ 数字が示唆する内容は、単独過半数を超過する可能性が高いため、自民党内の政局はないということ。政権交代もなければ、自民党内政権交代もない。
・ 注目政党の予想議席の中央値とレンジは、自民党260 (レンジ199~308)、希望69 (同46~110)、立憲民主45 (同35~60)となっている。(記事中表記)
ーーーーーーーーーーーー
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/political/2017.html
(NHK、政治意識月例調査、2017年10月)
《コメント》
・ 内閣支持率は前月比で▲7%ポイントで、結構、下がっている。自民党支持率も前月比で▲7%ポイントで、結構、下がっている。
・ にもかかわらず、総じて野党に突出するところがない。
・ ポイントの変化で見ると、「自民→希望」への移動というパターンになっていて、保守系のカテゴリーでの新党が一つできて、そこそこの人気があるが爆発的ではないという状況。(騒ぎの割には今一つというところ)
1) NHKのベースでは、青木率は37%+31%=68%、
2) 青木率85%を基準に、「青木率±1%ごとに議席±2の増減」という経験則を用いると、 (青木の法則)
3) 自民党の獲得議席=解散前288議席+(68%-85%)x2議席≒288議席-34議席=254議席、
4) 定数削減の影響が最大で▲10議席あり、その影響が自民党だけに現れるとしておくと、自民党の獲得議席=254議席-10議席=244議席となり、
5) 自民党単独で、単独過半数233議席を超えて、安定多数244議席に。
《纏め》
・ NHKの調査に基づくと、自民単独で安定多数の244議席。(読売のそれに基づくと、256議席であった。)
・ 政権の行方を占う上での注目ポイントとなる、自民単独過半数は、今時点ではクリアできる可能性が高い、となるでしょう。
ーーーーーーーーーーーー