朝鮮半島情勢~トランプ大統領はマクマスター補佐官の解任を計画? @Bloomberg
表題副題はBloombergから(↓)。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-16/P5NUSA6JIJWZ01
(Bloomberg、「トランプ大統領はマクマスター補佐官の解任を計画-ワシントン・ポスト」、2018/03/16/10:57JST)
その要旨は冒頭でのこちら(↓)。
>> (マクマスター補佐官の解任は) 大統領が検討している幅広い人事刷新の一環だとWポスト
>>大統領はマクマスター氏解任を最終決定していないとブルームバーグ
ティラーソン国務長官の解任は、かねてより観測されていたことなので事前に織り込み済みということで大きなサプライズではないが、
マクマスター補佐官の即時的な解任となると話は別で、米朝会談を5月に控えるタイミングでのそれは、米国政権内での想定以上の亀裂を含意、想起させるという意味でネガティブ。
ワシントンポストの観測報道が、Bloombergを始め、米国政府高官により否定されていて、
ホッと(*´∀`)
(軍事オプションが提示されているから交渉が成り立つのであり、自らの手札の価値を事前に自ら毀損するのは、馬鹿馬鹿しいことであるから)
今起きていることの流れを確認すると、
ティラーソン国務長官の解任は、こうした背景・文脈に拠るもの(↓)、
https://www.google.co.jp/amp/s/jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN1GR0FF
(ロイター、「米国務長官の更迭、北朝鮮巡る温度差引き金に」、2018/03/16/04:12PMJST)
更にその解任に伴う後継人事に就いては、こうした背景・文脈に拠るもの(↓)と捉えておきましょう。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54884
(現代ismedia、「北朝鮮と極秘接触していたCIAグループその正体」、歳川、2018/03/17)
(平たく言えば、トップダウンで決めるので、通常の事務方によるボトムアップによる調整がワークしない)
軍と情報機関の力を背景に、交渉に臨むということは、交渉相手の性質を鑑みれば、順当と言えるでしょう。
マティス国防長官、ナバロNTC委員長、ケリー大統領主席補佐官を、政権中枢の《三本の矢》と見立てきたので(私見)、
周辺を含めそこが崩れなければ、一見、唐突な人事異動があっても、政策の軸に大きなブレはないものと観ています。
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