どうなる憲法改正~若狭氏の掲げる「一院制」を、「なんですか?これは」と民進・前原代表(´・ω・`)? @産経
粛々と参りましょう、
どうなる憲法改正、
若狭氏の掲げる「一院制」を、「なんですか?これは」と民進・前原代表(´・ω・`) ?
冷笑したり批判しても「否定神学」は、持論や提案の代替にはならないし、自身の加点にもならないが、
離党ドミノの事を棚上げしても、(離党ドミノを棚上げして、ではなく)
冷笑している場合ではないと思う(´・ω・`)
・・・
https://www.google.co.jp/amp/www.sankei.com/politics/amp/170915/plt1709150081-a.html
(産経、「前原誠司代表「なんですか?これは」、若狭勝氏の掲げる「一院制」を冷笑」、2017/09/15/20:18)
>> 民進党の前原誠司代表は15日、小池百合子東京都知事の側近である若狭勝衆院議員が、国政新党の目玉政策として憲法改正による「一院制」導入を打ち出したことについて「楽しみにしていたが、『なんですか?これは』という寂しい思いだ」と突き放した。
《コメント》
・ 「たいしたことはない」、と思ったのかもしれないが、「変だ」、と思ったほうが、いいかもしれない(´・ω・`) > 前原代表
・ どういうことか? と言えば、普通、予想できることは、小池新党(仮称)の松沢氏が、こういうスタンスだから(↓)、《九条改正》をいかにも全面に出してきそうなものだが、
http://www.sankei.com/smp/politics/news/170913/plt1709130007-s2.html
(産経、「松沢成文参院議員、新党の「踏み絵」は憲法9条改正に賛同するか否か、前原民進党との連携条件は共社切り」、2017/09/13)
・ 全くそうでないから、「変だ」と思うところであるし、だからそれはなぜだろう? となる。
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【問】 唐突に《一院制》と言い出すなんて、いったいそれはなぜだろう?
【答】 推測であるが、思い当たる節があるので列挙してみると、
1) 党内での憲法改正論議で自民党は、参院での「合区解消論」でまとまっている(↓)。安倍改憲の方はむしろ割れている。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO19303990W7A720C1PP8000/
(日経、「自民改憲本部、参院「合区」解消論が大勢、公明は慎重」、2017/7/27)
2) 合区解消論とは、自民党が強い地方の「選挙区」で起きている《合区》に歯止めをかけようというもの。背景には「票格差」の是正があるが、参院は衆院よりも票格差が大きい。であるから、憲法改正により、是正に歯止めをかけるとなる。
3)私見ではこの合区解消論に「反対」である。参院は機能的に、「専門性と見識」により、衆院を牽制する役割を担うが、その役割は形骸化して久しい。
4) 参院が本来の役割を担う上で、地方選出かどうかといった「地域バランス」は関係ないわけだが、参院が衆院の数的な補完勢力になっているから、その現状を維持しようとすれば、合区解消論となるのである。
5) 上記の私見はさておき、参院での票格差を巡り、重要な司法判断が近々に出てくる(↓)。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASDG30H64_Q7A830C1CR8000/
(日経、「昨年参院選の「1票の格差」、9月27日に最高裁判決」、2017/08/30)
6) 票格差は参院で3倍、衆院で2倍であるが、参院で求められる資質は専門性・見識であるから(建前的には) 、 票格差は衆院と同等かそれ未満が合理的である。最高裁が合憲とした場合でも、継続的な是正を求められておかしくないのである。
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切り口を「選挙戦術」に変えて観ると、
7) 九条改憲を全面に出す場合、在京マスメディアの反応はどうか? 安倍改憲私案への反応の通り、控え目に言ってもあまり好感されないだろう。
8) 自民党との「対立軸」として一院制はどうか? これは真っ向対立する。最高裁判断が是正を促す場合、その地味な争点の設定が追い風を受ける。
9) 小池新党(仮称)のアイデンティティとしての「親和性」はどうか? 都民ファーストのそれは、「都議会改革」であり、参院定数削減の「立法府改革」は全く整合する。
10) 既存政党に対する「アドバンテージ」はどうか? 既存政党は、参院に多くの議席を有するから、そうした争点は、維新の党を例外に、容易には設定できない。新興政党の利得。
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【問】 唐突に《一院制》と言い出すなんて、いったいそれはなぜだろう?
【答】 思い当たる節が多々あるし、イベントが控えているので、たいしたことがないと軽く考えない方がいいと思う(´・ω・`)
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