sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

墨烏賊墨の株式日記~安倍首相退陣リスク、債券市場に警戒の声 @日経

粛々と参りましょう、

表題は日経から(↓)。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASGF05H01_V01C17A0000000/
(日経、「安倍首相退陣リスク、債券市場に警戒の声」、2017/10/05/12:06)

>> 10日公示―22日投開票の衆院選に向けた各党の動きが慌ただしくなる中、債券市場では与党が大敗し、安倍晋三首相が退陣するリスクを警戒する声が出始めた。

>> 与党が過半数を獲得するとの見方がまだ大勢を占めるとはいえ、選挙情勢は刻一刻と変化しており、市場関係者は警戒を怠らない。

>> 大規模な金融緩和を進めてきた安倍首相の退陣となれば国債が売られる可能性がある。

《コメント》
・ 過去の約7年間の「経緯」というものを顧みれば、激変緩和措置としての金融量的緩和は、その出口(exit)において、既に米国連銀がそうであるように、注意深く繊細な舵取りを要する。

来春の日銀正副総裁の人事において、政策面での《連続性》が求められる。留任もしくはソフトランディングシナリオである。

・ 安倍首相退陣リスクというのは、可能性が小さいが、もしそれが起きる場合の影響が甚大であるという点において、震災型のテイルリスクに相当する。

地政学的リスク財政リスクが同時に顕在化してしまえば目も当てられない。株安・債券安・通貨安のトリプル安。単純に「日本売り」である。

・・・

・ 経済政策にせよ安全保障政策にせよ、内生的に、或いは外生的に不確実な要素を既に孕んでいるわけだから、そこに徒(いたずら)に不確実な要素を持ち込むような状況ではない。(私見)

・ 選挙で政党が有権者に対し、何を主張するするにせよ、訴求するにせよ、そこで求められているものは、「それを選択することにより何が予見しうるのか?」 という蓋然性であり確実性である。不可視性やサプライズではない。(私見)

・ 過ぎたるは及ばざるが如し。帯に短し襷に長し。> 第二民進党(小池新党)

・・・

目算すら立っていない「社会実験」の類いを、今のような重大な局面ではすべきでないという保守的な考え方にあるので、

http://diamond.jp/articles/-/144678?page=4
(ダイヤモンドオンライン、室伏、「希望と民進が自爆、結局「自民有利」という構図の情けなさ」、2017/10/05)

そうであればいいし、そうあって欲しいと思うが、(願望ベース)

願望と予想は区別する必要があるし、

性格が災いして慎重になってしまう(笑

慎重になってしまう理由を列挙しておくと、

1) 実質として、民進の前職の多くが希望に移動し、踏み絵は形式的な事務手続きに終わり、民進は看板の掛け替え(ロンダリング)に成功した、

2) テイルリスクがあまりに大きい、(可能性は小さくとも起きた場合の影響が甚大、震災型のリスク・リターン特性)

3) 今回の解散に有権者の6割が否定的という世論調査結果を重く(悲観的に)受け止めざるを得ない、

4) 東京都議選の記憶が未だに強く残ってしまっている、(東京都民としての心象バイアス)

5)加計騒動では、自民党内反主流派が倒閣に呼応していたが、(だから騒動が大きくなったが) その構図が衆院選に持ち越されている、

6) 一般的にブームは大きなものであっても4年で終わるか落ち着く、安倍政権に瑕疵がなくとも「飽きられる」という社会心理的なサイクルの影響を免れない、

7) 中高年齢層がどういう投票行動をしてくるかは全く分からない、ワイドショー次第、

など。

ーーーーーーーーーーーー