極東アジア情勢~習氏の政治思想が中国共産党規約入りへ、毛・トウ両氏に並ぶ権威 @ロイター
朝鮮半島情勢のトピックと並行して、
中国やロシア等の動向を込みにして、極東アジア情勢のカテゴリーを立てておきましょう。
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表題副題はロイターのこちら(↓)のヘッドラインから。
極東アジア情勢の先行きに大きな影響を及ぼす今回の中国共産党大会の様子。
https://jp.reuters.com/article/china-congress-idJPKBN1CO0U4
(ロイター、「習氏の政治思想が中国共産党規約入りへ、毛・トウ両氏に並ぶ権威」、2017/10/19/16:45)
>> 国営新華社によると、いずれも政治局常務委員である張徳江、兪正声、劉雲山の3氏は「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」とたたえた。
>> 今回の党大会では、習氏が自身の名前を党規約に盛り込めるかが同氏の権力掌握度合いを測る上で主要な注目点となっている。習氏の名前が盛り込まれれば、「毛沢東思想」や「トウ小平理論」として盛り込まれている過去の指導者と並ぶ権威を得たことが示唆される。
《コメント》
・ 習氏の政治思想が中国共産党規約入りへ、とあるが、今時点では規約入りしたとは確定していない。(確定したことが確認できていない)
・ 習氏の政治思想が中国共産党規約入りする可能性は大きいが(↓)、重要なことは習氏の「名前」が入るかどうか? であるが、今時点では確定の確認ができていない。
http://www.sankei.com/world/news/171014/wor1710140057-n1.html
(産経、「習近平総書記の理念、党規約入りを承認、中国共産党7中総会が閉幕」、2017/10/14/20:56)
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【問】 それでは習近平総書記の理念とはどういうものなのだろうか?
【問】 「新時代の中国の特色ある社会主義思想」とはどういうことことなのだろうか?
Newsweekから(↓)。
http://m.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/10/post-8716_4.php
(Newsweek、遠藤誉、「習近平、新時代の中国の特色ある社会主義思想とは?」、2017/10/23/08:30)
毎日新聞から(↓)。
https://mainichi.jp/articles/20171018/k00/00e/030/245000c
(毎日新聞、「中国共産党大会、新たな発展、段階習氏、初の政治報告」、2017/10/18/11:16)
日経から(↓)。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO22485020Z11C17A0FF1000/
(日経、「習思想のめざすもの、 党主導の中国流資本主義」、2017/10/23)
《コメント》
・ 読んでもよく分かりません (≧∇≦)b
・ マイ読解、他のニュースソースを含めてのマイ理解では、普通、特色ある社会主義思想とは? と問う場合、その内容が何か? に関心が向くが、そうではなくて「特色」という言葉が入っているということがその内容なのだと。
(法華経が妙法を説いていても、妙法それ自体がどういうものかについて言及していないのと似ている)
・ 前期資本主義で経済運営していて、それは社会主義ではないと批判されても、それは特色ある社会主義なんです、規約にも書いてあるでしょうと言われると、批判できなくなる感じ。(強弁だと思うが(笑 )
・ もう一つ、理念の内容としてピンとこなくとも、強力に発せられているメッセージは、日経のヘッドラインにある「党主導」でしょう。それは理屈抜き。
(通信メッセージは、プロトコルとトリガーメッセージ(テーマ)と内部メッセージ(コンテンツ)で構成されるが、プロトコルだけのメッセージようなもの)
・ 上記の毎日には、理念として「治国理政」とあるけれど(↓)、一瞬、国家統治・政策運営が理念なの?(´・ω・`)ポカーン となるが、「党主導」のことだ見れば、察し。
>> また習氏の提唱する政治理念「治国理政」(国家統治・政策運営)が討議され、党規約に盛り込まれる。
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《纏め》
・ 理念は、特色と党主導。
・ 批判を許さない新体制の磐石感が伝わってくる。(私見)
・ 派生して、欧米諸国が価値観的にどう観るか? 欧米では、経済的自由と政治的自由が表裏であるから、今回の「一党独裁の資本主義の確立」には違和感を覚えるはず。
習近平氏の名前が党規約に盛り込まれるのか、おおいに注目として、
続報を待つ。
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