どうなる政界再編～民進離党ドミノ、旧細野派からの3名離党確定で第1ラウンド終了

粛々と参りましょう、

北朝鮮の弾道ミサイル試射で、他のニュースが埋没しているが、

目下の周辺情勢のもとでは、「安全保障政策」を全く欠いている野党(民共共闘を軸とする所謂4党)には(もはや)出番がないので、

助走期の段階に過ぎないが、「政界再編」に引き続き注目としてゆきたい。

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民進離党ドミノであるが、旧細野派からの3名離党確定(↓)。

https://www.jiji.com/sp/article?k=2017091400907&g=pol
(時事通信、「笠、後藤氏も離党へ、民進、動揺拡大」、2017/09/14/19:39)

《コメント》
・ 数字的には、当初の観測報道にあった5名に比べて3名は比較軽微に見えるが、実態としてインパクトは大きい。

・ 笠氏、後藤氏は、神奈川小選挙区選出の中堅議員であり、(選挙に強い) 後藤氏は県連代表を務めており、神奈川県は、北海道・東海に準じて、民進党の大票田に相当するからである(↓)。党員数では最大。

http://blog.livedoor.jp/herethere815/archives/19712035.html
(個人さん、「民進党　都道府県別、党員・サポーター数」、2017/08/10)
ー 検索で上位に上がってこないが、貴重なデータであり重宝する。

・ また、観測されている「小池新党」(仮称)は、若狭・長島・松沢・細野の4氏を中軸とするが(↓)、松沢氏は元神奈川県知事を務めていた。

http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLZO20418670V20C17A8EA3000/
(日経、「若狭・長島・松沢・細野の4氏、新党に向け協議へ」、2017/08/26)

・ 単に、旧細野派からの追随離党にとどまらず、松沢ー後藤・笠ー細野のラインのもとで、神奈川県が切り崩されたのである。

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・ 旧細野派からの3名の離党確定により、所謂、離党ドミノはいったん小康状態を迎え、第2ラウンドに向けての準備期間に入るかに観る。

・ 新執行部による方針が近々に定まり、それが意思決定上の見極めの重要なチェックポイントとなるからである。

・ 具体的には、10月下旬の3つの「衆院補欠選」に向けての態勢がどうなるか。選挙の準備に1カ月かかるから、「民共共闘」の路線をどうするか？ を明らかにしなければならない時間帯にある。

・ 離党予備軍は、あと残り2名ではなく、今時点でも10人規模での塊。第2ラウンドは、それ(踏み絵)があるから、五月雨的な離党というより、《解党》、《分党》の要素を交えるでしょう。

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