sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

どうなる東京五輪~五輪会場お台場の水質、大腸菌基準値大幅超(´・ω・`) @NHK

粛々と参りましょう、

基本的に東京五輪開催はウェルカムであるし、

成功して欲しいと思っているし、

五輪史上でのその画期性も半ば保証されているに等しく、(ロンドンのSNS五輪に対し、VR五輪)

楽しみにしているのだが、

他方で、一東京都民として「小池都政」を観たときに、残念ながらそれが、東京都の課題に対してズレてしまっているという意味で、「停滞」しているとの評価に至っているので、

五輪の運営についてもシビアに観てゆく必要がある、と思っている。

文句ではなくて注文である。

・・・

表題副題はNHKのこちら(↓)から。

都政の課題が何であったか? は後述とするが、

その都政の課題の一つ(インフラの整備)と結びついてくる話である。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171004/k10011167791000.html
(NHK、「五輪会場、お台場の水質 、大腸菌基準値大幅超、対策へ」、2017/10/04/19:24)

《コメント》
・ まあ、命に関わることではないが、あれほど豊洲新市場移転で環境基準ですったもんだしておきながら、こういう有り様というのは、恥を晒しているに等しい。

・ 不可抗力の側面もある。東京都の下水道が排水と雨水の「合流式」であるため、雨量が多いと処理が間に合わず「放水」となるが、そこに今夏は連続しての豪雨に見舞われたからである。

・ とはいえ、《都市防災》は、猪瀬都政下でも課題であったし、前々回の2014年都知事選でも主要な争点の一つであったし、舛添要一都知事は毀誉褒貶を伴いながらも「東京防災」(マニュアル)を作成し全戸に配布していた。

・ 比較で小池都政は?と言えば、市場移転は遅れに遅れ、環状2号線の整備は止まり、新豊洲市場周辺の商業施設開設は頓挫し、東京都が何もせずとも栄える築地交差点周辺の再開発になぜか執心するという有り様・・移転が遅れていた築地場外市場の一角は、今夏に失火で焼失し、たまたまその場にいて様子を目撃したが、都知事を憚ってかさしたる批判も起きず、小池都政において、その「防災意識」は乏しいとみなさるを得ない。

・・・

お台場のマラソンスイミングとトライアスロンの五輪会場がこちら(↓)である。

http://allolympic2020.tokyo/marathonswimming_nittei_kaijo_rule/
(東京オリンピック2020、マラソンスイミングの日程、会場、ルールと歴史)

猪瀬都政(↓)。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXNZO22673820R00C11A2L52000/
(日経、「東京都、下水処理水の水質改善、窒素やリン除き赤潮抑制」、2011/02/02)

小池都政(↓)。
http://ironna.jp/theme/817
(Ironna、禁煙条例)

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO10969740S6A221C1000000
(日経、「電線地中化、8000億円の山登れ、小池知事が推進」、2017/1/25)

・ 禁煙条例も電線地中化も、それはそれでいいのだろうが、「優先順位付け」というものがあるはずであって、築地再開発(食のテーマパーク)を含め、外観や美観という「見かけ」に流れすぎである。> 小池都知事

・・・

国政進出にせよ、安倍首相にできないことができるのかもしれないが、安倍首相にできることが小池都知事にはできないでしょう。

英国メイ首相来日の時の安倍政権の対応(↓)。

http://www.sankei.com/politics/news/170828/plt1708280039-n1.html
(産経、「初来日のメイ英首相がNSC会合に出席へ、安倍首相と対北朝鮮などで結束を確認」、2017/08/28)

同じく小池都知事の対応(↓)。
http://www.sankei.com/life/news/170902/lif1709020022-n1.html
(産経、「小池知事と英首相、車いすバスケ国際大会を視察」、2017/09/02)

《コメント》
車椅子バスケを観戦してもいいのだが、せっかく英国首相と会うのだから、ロンドン五輪での「テロ対策」を学ぶ絶好の機会でもあるはずなのに・・(´・ω・`)

・ 五輪のホストとして、旅行客に楽しんでもらう「おもてなし」は重要であるが、旅行客や国民の「安全」もまた重要であるし、朝鮮半島情勢が危ないという場合、単にミサイルだけでなく、テロをも想定すべきであるとなるが、小池都政にそうした発想は希薄である。

・・・

3年半前の前々回の都知事選での東京都の課題(↓)。

http://agora-web.jp/archives/1577249.html
(Agora、土居丈朗、「都民のための東京都知事選の争点入門」、2014/01/12)

《コメント》
・ 当時は細川氏の「脱原発」で東京都の課題が埋もれてしまっていたが、東京都の課題は、大きく、当時も今も、1) 税収基盤の安定化、2) 多摩地域高齢化対策、3) 都内インフラ・住宅の耐震化、4) 都と区の利害調整、の四つである。

・ 1)の税収基盤の安定化は、政権/内閣のマクロ経済政策に依存する。結局、都に替わってそれをやり遂げたのは、「アベノミクス」である。(法人税収も固定資産税収も)

・ 2)は人口動態/少子高齢化の構造要因である。クローズアップされたのは、「待機児童」のほうであったが、「社会人口移動」によるものだから、問題は並行しているのである。

・ 3)は小池都政に欠落していると言える箇所。高度成長期のインフラが老朽化し、更新期を向かえている。どうせ更新するのなら、防災を考慮するということである。インフラ投資イコール無駄、という時間帯ではない。五輪はそのためにも利用するのである。

・ 4)は課題であるが、東京都としては、税収拡大で比較的免れている。この問題に直面して最大の争点になっている/いたのが、大阪である。

・ なお、小池都政が国政進出すると、1)が潰れて、不動産不況が湾岸地域に波及し3)が潰れて、2)と4)の問題が大きくなる。無駄で無謀な賭けである。都政に注力して欲しい。 > 小池都政

ーーーーーーーーーーーー