どうなる政界再編~衆院解散早々に民進解党で第三ラウンド終了ヽ( ̄▽ ̄)ノ
粛々と参りましょう、
どうなる政界再編、
民進党だけに関して言えば、
衆院解散の第三ラウンド開始のゴングが鳴った直後に、「TKO敗け」といったところ。
意外だっのは、昨日午後の両院議員総会であまり揉めなかったこと(↓)。
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFS28H2V_Y7A920C1000000/
(日経、「民進、「希望の党」へ合流方針を了承、両院議員総会で」、2017/09/28/15:48)
あまり揉めなかったということは、これから大きく揉めるということでしょう、
揉めないわけがないので。
続く第四ラウンドは、告示までのその民進党を巡るゴタゴタ・ぐだぐだ、と観ておきましょう。
・・・
視点を変えて、合流先とされる希望の党の側の《利得》から考えると、
1) まず、明白なメリットは、民進党の支持基盤である連合の《組織力》と、民進党がプールしている政党助成金140億円という《財力》を獲得すること、
2) 他方で、受け入れの門戸を広げすぎると、民進党カラーが着くこと自体がネガティブなのだから、新党の清新さを失わせるというデメリットが生じる、
3) 同じく門戸を広げすぎると、民進党救済の露骨な受け皿とみなされて、与党側に「野合」、「しがらみ」という格好の批判材料を与える、
4) 従って、適度に受け入れ適度に拒絶するというさじ加減が重要になってくるが、部分での拒絶は避けられないので、拒絶された側からの強い批判というデメリットが生じる、
5) 同じく部分を拒絶すると、その拒絶された部分とは、「野党共闘」を進めてきた党内左派であり、一部のマスメディアは、その党内左派の路線を支持/側面支援してきたのだから、希望の党は部分を拒絶することで、一部のマスメディアからの批判を招く、
といった利得の±が混在する。
整理してみると、
《権力の源泉》は、カリスマ・組織・財力の三つであるが、(ガルブレイスの「権力の解剖」、委細省略)
組織力・財力をもたらす反面、 ← 1) の箇所
カリスマ性を傷つける要素を孕む。← 2)~5)
組織力と財力を備えていたにもかかわらず民進党は事実上の解体に追い込まれた。
カリスマの欠如である。
(カリスマとは広い意味では「権威」である。)
衆院選の注目点は、連立与党vs小池新党に収斂したが、
それぞれの獲得議席がどうなるか?は、小池都知事のカリスマ性がどうなるか? に掛かっており、それは選挙戦の序盤・中盤・終盤での調査データで測るしかない。
・・・
続く第四ラウンドは、
揉めないわけがない民進党内のゴタゴタ・ぐだぐだであるが、
そのゴタゴタ・ぐだぐだは、希望の党が入党/公認の適否を、民進議員に「踏み絵」を踏ませることによって生じるから、
民進党内のゴタゴタ・ぐだぐだは、希望の党への印象や小池氏の印象(カリスマ性)がどうなるか? とパラレルである。
公示前までの修羅場の第四ラウンドで、選挙戦の結果が、大筋、見えてくるか思う。
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