sumiikasumiの日記

とりあえず始めたところです

梟通信~平昌五輪、女子スピードスケート小平奈緒、22カ月計画の末に掴んだ金メダル(*´∀`)

ヽ(*´▽)ノ♪ よい

ヽ(^。^)ノ よい

o(^-^o)(o^-^)o よよいの

(o≧▽゜)o よい

・・・

勝てるはずだとは思っていても、絶対と言われていてそうならなかった場合のショックは大きい。

マジに祈る思いでテレビの画面に張り付いてレースを観ていました(;_;)

ホッと(*´∀`)

https://www.nikkansports.com/m/olympic/pyeongchang2018/speedskate/news/201802180000784_m.html?mode=all
(日刊スポーツ、「小平奈緒、「22カ月計画」の末につかんだ金メダル」、2018/02/18/22:58)

2年間ものオランダへの武者修行を経ての22カ月であり、その22カ月は修行経験を自分のものとして咀嚼・吸収し、メンタル・技術の両面で完成させる22カ月だったのでしょう。

怪我からの劇的な復活という羽生選手のケースと違って、積み重ねの長期プランの結実はなかなか一言では言い表せず、

これで金メダル未満であったらたとえ銀メダルでもその構想と努力の記録は世の中的には埋没しかねず、

であるだけに小平奈緒選手の下馬評通りの金メダル獲得は、

ひときわ嬉しいっす(;_;)

・・・

フィギュアスケート夏季五輪での体操の床運動であるとすると、スピードスケート500mは陸上短距離100mに相当するシンボリックな競技であるから、その頂点を極めることはとてつもなく凄い。

天与の身体能力で結果が決まってしまうように思えるが、必ずしもそれだけでなく、技量とその習熟によって、身体能力の差違を克服できるということを示しているところがまた凄い(*´∀`)

>> (オランダ修行後) 体が戻ると、技術面に着手した。コーナーワークを磨くため、ショートトラックのリンクでの練習量を増やし、細部の感覚を意識した。さらに、男子選手との滑る量を増やし、スピード感を体に覚え込ませた。100メートルの通過タイムが上がったことで、全体のスピードも上がった。


最初の100mの10秒2台のラップに観られるように、それはその通りだけれど、別の断片的な報道では、オランダからの帰国後、どこかの大学で全身にセンサーをつけて滑走し、コーナリングでの重心のブレをデータ化/画像化して、フォームの修正にフィードバックし、減速しがちなコーナリングでの加速に結びつけ、最初のコーナーを終えたところで早々とトップスピードを得るという離れ業を成し遂げていた。

その成果は今回の競技でも、直線コース(200m→300m)で異様にスピードが上がっていたところに如実に現れていた。

氷上の競技は摩擦係数が低いことを利用するが、コーナーでは遠心力の慣性に抗うことになり、慣性は質量(従って体重)に比例するため、天与の身体能力は中立的であり、むしろ技量がパフォーマンスを決定的に左右する。

その技量の獲得に挑んでの今回の小平選手の挑戦だったかに思う。

ここまで極めての挑戦であっただけに、結果を伴わないわけがないと頭では確信しつつも手に冷や汗を握って観戦してしまった(^^;

ホッと(*´∀`)

これで明日の金メダル候補の女子パシュートを少し肩の力を抜いて観戦できる(笑

・・・

身体を微細に制御する、その意味での総合的な精神力(抽象的だな(笑 )を所与としつつ、22カ月計画に潜む科学的合理性にとても興味深いものがありました。

関連して解剖学(↓)。

この記事は、小平選手の金メダル獲得で表題を含めて内容が更新されているけれど、もともとの記事は金メダル獲得という結果とは無関係で、オランダ武者修行で小平選手がどう変わったのか? (喩えとしてのF1の箇所)  そして見えにくい小平選手の強さの秘訣が、長野五輪男子スピードスケート500m金メダリストの清水宏保氏によって解説されている。

https://dot.asahi.com/wa/2018021800020.html?page=1
(朝日/AERA、「女子初の金メダル! 小平奈緒の”F1”滑りの原動力となった解剖学って?清水宏保が解説」、2018/02/18/17:04)
>> 解剖学? はたしてどんな役に立つのか。

>> 「筋肉のイメージが画像診断のように思いつくので、トレーナーに自ら筋肉の状態を説明し、指示することができる。本当の意味でのインナーマッスルにつながっています」(清水さん)

とても興味深い(≧∇≦)b

と言うのも、たまたま今日の日テレのバンキシャで、羽生選手に密着取材していたエピソードの一部が披露されていて、羽生選手が興味を持って学術論文の収集に努めていたのが《解剖学》であり、同じく記事中にある《運動力学》に他ならないから。

この動作でどういう力が働き、それが身体にどういう影響を及ぼすのか、知りたいし数値化したいと羽生選手が言っていて、

皆さんに感謝しますのいつもの羽生選手とは違う羽生選手が垣間見えて興味深かったし、

それぞれの競技で断トツとも言える両金メダリストの意外な共通項を、解剖学と運動力学に観ました。

科学的合理性を極めての戦いに臨む、ということでは、

明日の女子パシュートが大いに注目されるところです。

夏季五輪での陸上男子400mリレーによく似た愉しみ(*´∀`)

ーーーーーーーーーーー