どうなる内閣支持率~そもそも安倍内閣は「危機的」だったのか?
粛々と参りましょう、
内閣支持率は、
1)政権/政策の持続・安定性、2)国政選挙の動向、加えるに、3)憲法改正発議の動向、等を推し量る上で重要なので、引き続き、ウォッチしていきましょう。
本稿で取り上げておくのは、
【問】 そもそも急落に見舞われた内閣支持率は、従って、安倍内閣は「危機的」だったのか?
という話。
危機的だったのか? と設問する以上、想定しうる答えは「否」となるわけだが、
実際に状況は、ある側面では危機的であったと観る。
それを一言で言えば、メディアの画一的な報道とその集中による《同調圧力》の発生である。
他方で、
別の側面では、危機的と言われるほどには危機的ではなかったとも言える。
例えば、内閣支持率の急落という事実があったが、
そこには「性差」、「年代差」による判断の偏りが見られた。
一様に支持率が低下していれば、数字が示す通りの危機であろうが、
それが一様でないということは、
1) 有権者(標本集団、従って母集団)の間に「意見」の対立がある、2)有権者の間に、メディアの報道に対しての「反応」の差がある、
ということを意味するからである。
・・・
以上は定性的な話なので、以下では定量的な指標について付記しておきたい。
いずれも内閣改造前に寄稿されていたものであり、巷での危機説とは相違するものであった(↓)。
◇ 内閣リスク指数
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-27/OTQHC66TTDS301
(Bloomberg、増島雄樹/BIエコノミスト、「インサイト、意外に低い安倍政権の倒閣率、内閣リスク指数では?」、2017/07/27/14:44JST)
◇ 青木の法則
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52435
(現代ISmedia、髙橋洋一、「安倍政権は本当に危機的なのか、あの法則を使って検証してみた~過去のデータではほぼ的中。今回は?」、2017/07/31)
続く。
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以下、関連情報の付記。
◇ 青木の法則と使い方
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/青木の法則
http://www.sankei.com/smp/politics/news/170305/plt1703050025-s1.html
(産経、「再び吹き始めた解散風を後押しする「ドンの法則」、50、85の意味するものとは?」、217/03/06)
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